【でじすこや】メルマガ 第4号
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< 2017/05/02 >

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春です。気温も急上昇 現在23℃と暖かくなりました。
CANONのG9X Mark2というデジカメが良い感じなので試写に出かけるのですが、公園は家族連れで賑やか。 皆さん外出を楽しんでおられるようです。
・・GWは夏鳥がやってくる野鳥撮影のトップシーズンです。楽しくなってきました。 。
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─★ もくじ ★────────────────────────────── 【1】デジスコ物語 第三話 「野鳥を撮影すること」
【2】デジスコよもやま話
  「昔のデジスコと今のデジスコ」その2
【3】おすすめ商品「Canon Powershot G9X Mark2専用ブラケット」
【4】中古品売買のご案内
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《1》デジスコ物語 第三話
「野鳥を撮影すること」



バードウォッチング(BW)を楽しんでいると、見た鳥を写してみたくなってしまう。
私ももともと写真撮影趣味があったので手持ちの300mmレンズを取り付けカワセミなどを写すようになりました。

まだまだ新米のバードウォッチャーですから野鳥の習性も良くわからず、写そうと思って近づくと飛んで逃げる。逃げない距離から写せばなんとか写るけど、カワセミがただの青い粒にしか写らない。
しからば、と焦点距離が2倍になる「テレコンバーター」(テレコン)を装着して写すがそれでも小さいし、 しかもブレブレ写真の量産工場状態。

当時はまだフィルムカメラだったので、フィルム代と現像プリント代でお小遣いは消失。
やはり良いレンズを買わないと良い写真が写せないんだ!と確信し、CANONで当時新発売の100-400mmという 白い望遠ズームレンズを買いました。結果はあまり変わらず失望の積み重ね。

先輩から三脚・雲台を使うことや人為的に近寄れる状況を作り近くで写すことを学ぶ。
いわゆる『やらせ』『餌付け』という撮影技術です。
まあ、それなりに写せるようになりちょっと嬉しかったことを覚えています。

それと同時にBW仲間とは違う方向に進むようになり、気がついたら女子たちとのBWからも遠ざかっていました。

そこはお花畑にいるような平和なBWの世界ではなく、写真を写し見せ合うことで いろいろなコミュニケーションもありますが道具や技術・知識で上下関係ができてしまう戦いの世界。

どんなに知識があっても道具がショボければ上に行けません、 逆に道具が良ければ良い写真が写せる可能性が高くなります。
当時サラリーマンの私にはお金も無ければ写して研鑽する時間も無いという環境でした。

ここで進むべき道はいくつかにわかれます。

1、借金をして100万円オーバーの機材を購入する
2、出世を諦め、仕事の手を抜いて撮影の時間を作る
3、戦いを諦め、それなりに楽しむ

私の性格だと3、はないです。
結果的には1、最初に買った長玉は500oF4でした。これで充分戦えるはずだったのですが、 ここは深〜い沼の入口でしかありませんでした。

時はデジタルカメラの創生期、30万画素から始まったデジカメが数年で300万画素に、 そしてEOS D30(当時30万円ぐらい)で私もデジタルデビュー。
翌年にはEOS 1D(400万画素)、三年後にはEOS 1Dmark2(800万画素)、それから1年ちょっとでEOS 1Dmark3、 ひとつ飛んでEOS 1DX。カメラボディーだけでもこれらを含めて10台。
レンズは書くのも怖いのでやめますが恐ろしいお金を使ってしまいました。


人間、満足という精神状態はそれほど続くわけではなく、 メーカーは新しく性能アップした新製品を弱みにつけ込んで魅惑的に登場させます。
もちろん、「写した写真」で語れば良いのですが、すでにここでは買い物ジャンキーになって「物」を語っていました。
WEBサイトの反応も新製品を使ったレポートに反応が強いので、調子にのって「人柱」状態。
成功もあれば失敗も、いや大失敗もたくさんやらかしました。。


話が少しそれてしまったので本題に戻すと、『ヤラセ』『餌付け』環境での作例は一般の人には 「すごい!」「かっこいい!」の賛辞を簡単にもらえるわかり易い画を写すことができますが、 写していても感動が少なく・・・そう、刺激が最初だけしかないんです。

もちろん、写せた写真にも心が宿らず人の心も動かせません。
あるとき、WEB掲示板で「やらせの写真はつまんないなぁ〜」ってビシッっと言ってくれた友人に今でも感謝しています。

その時を機に、ヤラセ写真は写さないことに決めました。私はヤラセを全否定しているのではなく、 私は「やらないこと」にしたとご理解ください。

結果、元カノ、いやBW女子たちとの関係も戻りその中で野鳥写真を楽しむようになりました。

次回、第5話につづく。


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《2》デジスコよもやま話
「昔のデジスコと今のデジスコ」その2



小型のCCDコンデジが市場から消え、1型、マイクロフォーサーズなどの CMOSカメラがデジスコで使えるようになったという話までしたと思います。

今回は、昔のデジスコと今のデジスコの違うところを掘り下げてみましょう。
まず、CMOSが大きくなったことで根本的な部分に変化が起こりました。


(1)スコープの選び方


一般的に大きな対物レンズを持ったスコープを好まれるようになりました。
例えば興和製品で言えば66o、77o、88oと3種のプロミナーが発売されていますが、 1型、4/3型のCMOSカメラの場合は88oに人気が集まっています。

1/1.7型CMOSのコンデジ全盛の時は77oと66oが被写界深度が自然で写しやすく、明るさも充分だったので主流でした。 明るい88oより77oをあえて選ぶ人も多かったようです。
しかし、CMOSが大きくなりシステムとしての明るさをキープするためにはもう少し大きいレンズが必要となります。
1〜2段ISO感度を上げること(ISO100から200〜400)ができるのでシャッター速度は稼げますが、 電子シャッターと連写条件の関係から「1/60秒以上でなければ連写できない」などカメラからの制約 を受けるので自在な撮影ができない場合があります。

旧コンデジのレンズ内シャッターの場合は1/10秒以下のシャッター速度でも写せたので 肌理の細かい画質の低ISO撮影ができたのですが、新型ミラーレスカメラの多くは 電子シャッターをあきらめて機械式シャッターに切り替えて写さなければなりません。
そうなると1000o以上の焦点距離ではフォーカルプレーンシャッター振動がブレとなり無視できなくなります。

これらの要件から、新時代のデジスコはより大きな口径のスコープが好まれるようになりました。
しかし、先に述べたように高ISO感度やボディー内手ブレ補正などのメリットもあるので 66o、77o口径が使えないわけではありません。

機動性の良さは大きな要素なので大きさ重さを重視して小ぶりなスコープを選ぶか、 明るさを重視して大口径を選ぶかが選択の要素となると思います。

※追記:大きな口径になると被写界深度が浅くなります。価格も高くなります。追記:大きな口径になると被写界深度が浅くなります。価格も高くなります。

(2)カメラの選び方。

デジスコの楽しみの一つに「綺麗な画質で超高精細な画像を撮影する」という要素があります。
帰宅後、撮影してきた画像をピクセル等倍まで引き延ばして目の周りの微細な羽毛が きっちり写っているか?背景の画質がきめ細かく滑らかであるか?などをチェックしたことと思います。

最新のデジスコ用デジカメはISO400程度までは普通に使えます。
しかし、解像感は変わらないのですがザラザラした質感になってしまいます。
数年前のコンデジはISO80など最低ISO感度で露光時間(シャッター速度)を長くして写します。
この場合、フルサイズのデジイチをも凌駕する発色、解像感で写せることもありました。

実は、撮像素子(CMOS/CCD)が小さいのでダイナミックレンジが狭く、直射日光と日陰が混じるコントラストの強い環境では 白トビ/黒ツブレが発生して弱点が露見されてしまうのでした。明るさの幅が狭い朝夕や日陰など 光量の少ない場合は最低ISO感度で手元のブレが無く無振動で写せるデジスコに利が大きく結果を出すことができました。

4Kフォトなどプリキャプチャーを使った飛翔写真など動きのある写真にチャレンジするのであれば ISO400〜1600程度まで使って楽しむのが良いと思います。
しかし、旧来の低ISO撮影でデジスコらしい高解像度写真を写したい方は、 レンズ内シャッターを持つコンデジを選ばれることをお奨めします。

現行の市販コンデジではSONY Cybershot RX-100/RX-100M2、CANON Powershot G9X、しか選択肢はありません。
飛翔写真など動きのある撮影は苦手ですが、びっくりするようなデジスコ高画質を得ることができるカメラたちです。
さて、客観的にデジスコの画質論を10年前と比較してみましょう。


画質が良いとされていたCCD、画質は追いつかなかったけど高速なCMOS。
当時は500〜800万画素だったものが今は1600〜2000万画素になっています。

野鳥撮影に不可欠な連写速度も1〜2枚/秒から20〜60枚/秒、画質や発色も「追いついた」と言っても良いでしょう。

ついつい「最近は良いコンデジが少なくて・・」とぼやいてしまいますが、 写しやすさを比べれば10年前の撮影機材に比べれば5〜10倍の性能になっていると思います。

当時は我慢と忍耐で1000枚撮って、使えるのが数枚。今も成功率は同じですが、 当時に比べれば半分以下の時間で大量に写せてしまいます。
撮影枚数が多い分、後処理は大変ですが一日写せば数十枚は使える写真が写せると思います。

ただ・・・10年前に比べると私達は10歳、齢をとってしまいましたが。



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《3》おすすめ商品
「Canon Powershot G9X Mark2専用ブラケット」

CANON Powershot G9X MarkII
1型CMOS、2000万画素。28-84oF2-4.9デジスコとのレンズ相性がそこそこ良いです。
秒間8.4コマのメカシャッターですが準無限連写可能。お値段も5万円台とリーズナブル。久々の「コンデジ」登場です。



ブラケットはBR-S95を加工転用しています。

新規ブラケットの生産予定はありませんので、ご希望の方は早めにお申し出ください。
とにかく手作りです。BR-S90を加工してきっちりフィットさせています。

当メルマガで前述した、低ISOで超低速シャッターが写せる希少なカメラです。
光量が多すぎる場合、測光とシステムに差異が出るのか露出が暴れることがありますが デジスコらしいデジスコを高品位に楽しめるカメラであると言えます。
画質などは作例レポートをご参照ください。良いです。

現在、6個・・あと2つほど作れるかな?という限定品です。
カメラブラケット部分はBR-S90程度の価格です。

詳しくは【でじすこや】にお問い合わせください。

CANON Powershot G9X MarkIIブラケット関連記事
  ┗ http://www.digisco.jp/blog/archives/2017/03/canonpowershotg_6.html
  ┗ http://www.digisco.jp/blog/archives/2017/04/canonpowershotg_8.html


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《4》中古品売買のご案内


デジスコ及び野鳥撮影&観察機材の買取りと販売をしています。


新たにデジスコを始めてみたい方には特にオススメです。
新品のデジスコフルセットに比べれば半額程度で実働品が手に入ることもあります。
特に、スコープや接眼レンズ、双眼鏡など光学機器はショップにアップしてもあっという間に売れてしまいます。

商品には良いもの、普通、微妙・・・なものもあります。

もちろん、【でじすこや】スタッフがきちんと評価し、テストし、程度がわかるようにして皆様にお渡しできるようにしています。

また、お売りになりたい機材などありましたら遠慮なく【でじすこや】にお申し付けください。
高価で買い取りさせて頂きます。 ?「買いたい」と探されているデジスコファンがたくさんいらっしゃいます。

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