【でじすこや】メルマガ 第3号
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< 2017/02/16 >

          ◆◇◆ 【で じ す こ や】メルマガ ◆◇◆ − 第3号 −

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自然の少ない都心から多摩川を望む田園地帯へ引越しました。自室からは前面に借景で大きな空間があり里山の野鳥たちが姿を見せてくれます。撮影には逆光/斜逆光なので良いとは言えませんが、仕事をしながらバードウォッチングまでできるという贅沢な立地です。
デジスコの楽しみは「写してなんぼ!」なので天気の良い日はポイントを探しに出かけたいと思っています。

読者の皆様からいろいろなアドバイス・ご要望を頂きました。

「加齢で小さな字が見難くなったので大きめにしてください」、確かに私も小さな字は苦手になりました。MS明朝の12ポイントにしました。

「画像などHTML形式よりテキスト形式で読みたい」、画像は見れませんがテキスト形式のものも準備しました。ご希望があれば切り替え登録することができます。

「画像が小さいので大きくして欲しい」、メルマガの場合、読者の端末環境がさまざまなので、なるべく重くならないように小さな画像にしています。画質など見て頂きたい場合はリンク先URLを付けるなど対応したいと思います。

すべてのご要望にお応えすることはできませんが、少しでも良いものになればと思っています。引き続きどうぞ宜しくお願いします。
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─★ もくじ ★────────────────────────────── 【1】デジスコ物語 第二話 「バードウォッチングは楽しいぞ」
【2】デジスコよもやま話
  その1「昔のデジスコと今のデジスコ」
  その2「写真展のご案内」
【3】おすすめ商品「Nikon1のカメラユニット」
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《1》デジスコ物語 第二話
「バードウォッチングは楽しいぞ」



まさかの展開。ゴルフ・ラジコン・レーシングカート・スキー・テニス・麻雀・ペット飼育・撮影、と超多忙な私が女子の趣味と馬鹿にしていた『バードウォッチング』(以下、BW)にすっかりはまってしまった。決して、友人の美貌にはまったわけではありません。

私の趣味経歴はほとんどが『競技』の方向で、BWのように穏やかなものはありませんでした。BW趣味の中には見た種類の数を自慢しあったり、野鳥の科学的な知識を競ったりする人たちもいましたが、総じて穏やかでジェントルな人が多く、とてつもなく居心地の良い趣味が存在することを知りました。

誰に束縛されることもなく、自分のペースで自由に楽しむ。BW仲間はすべてが味方なんです。

この当時は、見るものすべてが「珍鳥」に見えてしまい、先輩バーダーに「残念!」と何度も言われてしましました。いや見れた鳥が本当に、図鑑にある珍しい鳥に見えちゃうんですよ。
元来負けず嫌いの性格。気がついたら他の趣味を整理して毎週末にはBWに出かけるようになっていました。もちろん、図鑑を熟読し、習性を学び、地理情報を集め週末のBW計画を友人と企画し、アッシーを忠実にこなし、先輩である女子からBWを学びました。こんなに勉強したことって過去にないかも知れません。 。

先輩バーダーに頂いた大切な図鑑。これ一冊と双眼鏡があれば完璧なバードウォッチャー

観光では行ったことのある場所も、BW目的で行くと別世界。しかも、季節季節の変化も楽しめる。天気が良ければフィールドに野鳥を探しに出かけたい。すっかりBW病にとりつかれてしまいました。

次回、第3話「野鳥を撮影すること」につづく。


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《2》デジスコよもやま話 その1
「昔のデジスコと今のデジスコ」


デジスコの歴史も15年超えです。

初期の時代は「大きく写せること」「超鮮明に写せること」「軽く小さいこと」などが特長。現在に比べると一眼レフなど他の撮影方法も今ほど簡単ではなく、難易度はあまり変わらなかったこともあり「野鳥を遠くから写せる」とうことでスコープメーカー、カメラメーカー、野鳥&カメラ雑誌、新聞、野鳥の会などの団体の後押しもあり爆発的なデジスコブームが起こりました。

初心者は基本を一から学び初期の難しさを乗り越え上達し、中上級者は持ちまえの基本的な撮影技術を生かした作品作りにチャレンジ。結果がフィードバックされ機材も大きく進化していきました。現在のデジスコシステムはこの先人たちの試行錯誤の積み重ねで作り上げられた完成形と言っても良いと思います。

光学系の中で影響力高く、大きく変化したのはデジタルカメラです。
スコープも単焦点レンズからズームレンズに変化してはいますがこの話は後日ゆっくりとお話しさせて頂きます。

デジタルカメラの変遷についてご説明しましょう。


当時は1/1.8型CCDという撮像素子を搭載したコンデジで400万画素〜800万画素の3〜5倍標準ズームが主流。 このサイズのセンサーに適する画素数は800万画素程度が良いような気がします。


CCDはノイズも少なく発色も良く素晴らしい画質を提供してくれました。個人的には800万画素CCDの時代が一番良い画質で撮影できていたように感じます。しかし、読み出し速度が遅い事や消費電力が大きいことなどからHDムービーがコンデジの要件として求められるようになり、徐々に姿を消していくようになりました。名機と言われるCANON Powershot S80やSONY Cybershot W300などの時代です。

しかし、コンデジでは考えもできなかった高性能がミラーレスカメラには備わっています。


CMOSの残留ノイズを対処できる技術が進むにつれ主流がCCDからCMOSになり、良いレンズを搭載したCCDカメラがPowershot S95を限りに消えてしまったのはCCDファンとしては残念なことです。


CCDカメラ時代の写し方を振り返ってみると、ダイナミックレンジが狭かった(明から暗までの幅が狭く諧調も少ない)のであまり明るくない薄曇りの日を狙って、背景と被写体の明るさが狭いレンジにおさまるようにするか、露出をマイナス補正して背景を黒く潰して被写体だけの濃淡をレンジの中に納めるという手法で写すのがポイントでした。

さらに焦点距離が長い場合が多いのでシャッター速度も1/10秒以下というような超低速シャッターでも写しやすい機材や技術が要求されました。ISO感度を高くするなどの手段はノイズが増えるのでご法度。最低ISO感度での撮影が必須です。

連写性能も読み出し速度が遅いことから秒間1〜2コマ程度。単写でも待ち時間があるので「サクサク写る」などという表現は皆無です。

背景を黒く潰すためにマイナス補正、被写体のDレンジを広げた作例

しかし、カメラの許容値がこんなだからこそ、一枚一枚を大切に基本通りに写すことにより解像感高く発色が良く、揺らさず丁寧に根気よくたくさん写すことにより良い作例を得ることができました。
改めて画質を検証すると、この時代の作例の画質は総じて素晴らしいものが多いと断言できます。


Nikon COOLPIX 880 330万画素CCD

LUMIX GM1 1600万画素CMOS

決して簡単な撮影法では無いと思いますが、基本通りちゃんと写せば必ず成果が出る撮影法であることは間違いないでしょう。

CMOS撮像素子の欠点についてはノイズ処理技術や裏面照射型によるダイナミックレンジ拡大などの対策により改善。伝送速度の圧倒的に速いCMOSは加速度がついたように進化し、デジイチを中心に一気に素質を伸ばしCMOSが席巻。

同時にコンデジもCMOS化が進みましたがそれ以上にデジイチのCMOS化による進化のスピードによる技術革命ともいえる性能アップが野鳥カメラマン達を魅了。
実はこの間、デジスコも市場におけるコンデジの棲み分けがスマホとの関係で混沌となって、良いカメラが見当たらなくなり、ブームも下り坂になりました。


高ISOで速いシャッター速度でAFもお任せでチャカチャカ写るデジイチ。極端な例では手持ち範囲のレンズで照準器を使えばファインダーを覗かずに照準器の赤いLED光を合わせながらシャッターボタンを押せば、AF連写で大きめの鳥なら飛翔シーンも簡単に写せてしまう。そんな手軽な道具を持ってしまうとデジスコの良さを忘れてしまうのは当然のことです。

当初のデジスコカメラマンたちの目指していたものは野鳥を驚かせない範囲の距離からじっくりと大きく鮮明に撮影すること。

しかし、焦点距離の短いデジイチを手持ちで基本を理解せずに写せば「小さく」「解像感少なく」「ノイズで汚れた」作例が多くなってきているのも現実のようです。
SNSなどで小さな写真として使うならばそれでも良いのですが、フォトコンの審査などをしていると画質に対する配慮の少ない作品が多く残念に思います。

但し、この現象は一般的な初・中級カメラマンの話でエキスパートたちの写真は適宜機材を選択し、状況に合わせた撮影技術を使い、作例選択と画像処理をしっかりした出力で公開するので心に感動を与えてくれます。

さて、話が少し横にそれてしまいました。デジスコ用カメラに話を戻しましょう。

デジイチの技術革命で産まれたものはコンデジやミラーレスのカメラ設計に移植され、初期のCCDコンデジで苦労されたデジスコカメラマンには想像もつかないような変革が起きています。
個人的にはPowershot S120が旧来のデジスコ用カメラの最終型と思っています。CMOSですが1/1.7型で1200万画素。実質40o〜120o(ワイド側はケラレ/F2.2〜F5.7/1200o〜3600o)秒間12コマで概ね無限連写。操作応答速度も速く、AFも速度・精度とも及第点。


1/1.7型CMOS標準ズームコンデジはこの後発売されることはなくなりました。
現在はCASIOのEX-100FやEX-ZR4000が残っています。(使用可能な接眼レンズの制約があります)

デジスコに使う60o〜90o口径の望遠鏡と明るさの相性の良いのは1/2.3型などより小さなCMOSなのですが、良いレンズを使った高級コンデジへの搭載が無いので総合的に不利になります。


しかしここで救世主として登場するのがミラーレスや1型高級コンデジ。明るさの相性は若干劣りますが1/1型や4/3型CMOSが驚くほどの進化をしてデジスコに恩恵を与えてくれるようになりました。

デジスコが楽しくなる 夢のある話は次号で...

■「野鳥写真研究室」デジスコの今昔 (新旧の作例比較)
  ┗ http://www.digisco.jp/blog/archives/2014/01/13.html

次回に続く



《2》デジスコよもやま話 その2
 【とりのとりこ展〜多摩地区の野鳥写真展2017〜】のご案内


でじすこや えりんこです。
前回ご案内させていただきました【とりのとりこ展】!
おかげさまで順調に準備がすすんでおります?
わーい!ありがとうございます♪

フライヤーも完成し、今はレイアウトを考え中です。。。( *´艸`)ワクワク
大きなパネルや作品なんかも飾って賑やかな写真展にしたいと思いますのでお楽しみに♪
会場の桜ヶ丘公園は、鳥さんがたくさんいる公園です!撮影もできますので、ぜひ機材をもって写真展を見に来てください♪

最終日の2月26日(日)はでじすこやスタッフがいますので、ぜひぜひぜひ声をかけてください♪鳥好き同士、一緒に盛り上がりましょう?o(*゚∀゚*)oデジスコを体験してみたい方も大歓迎です!お待ちしてまーす!




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《3》おすすめ商品
でじすこやオリジナルNikon1 18.5mmF1.8 用 カメラブラケット



■詳細記事は野鳥写真研究室 をご参照ください。
  ┗ http://www.digisco.jp/blog/archives/2017/01/nikon1_185mmf18_1.html

『デジスコでトビモノ』プリキャプチャー機能で動きのある写真が写せる。
■飛翔写真作例&レポート
  ┗ http://www.digisco.jp/blog/archives/2017/01/post_1188.html
■動きにある作例&レポート
  ┗ http://www.digisco.jp/blog/archives/2017/01/post_1184.html

レポートにあるような飛翔撮影のできるデジスコシステムが作れます。
興和TSN-884/774 Nikon Monarch FIELDSCOPE 82ED-S スワロフスキーS/Xシリーズ。
ズームアイピースがオススメです。

交換レンズは1 NIKKOR 18.5mm f/1.8 (実売18000円程度)
解像力に優れた高性能な単焦点標準レンズ(50o)です。

デジスコの接眼レンズとも相性が良く、AFなども素早く正確に作動します。
カメラボディーはNikon1系であれば新旧全種が対象になります。

しかし、プリキャプチャー機能を目的にするならば
Nikon1V3 (実売 46000円程度)
Nikon1J5 (実売 38000円程度)
この2機種が対象となります。

発売後、2〜3年経ち、価格がこなれているので買い時かも知れません。
(現状、次期モデルの発表はありません)

カメラブラケットはレンズにセットするタイプです。

レリーズステーや照準器ステーも装備されているのでデジスコフル装備ができます。

本体は回転着脱ができるので、70-300oズームと2刀流も簡単にできます。

⇒興和TSN-884・774/TE-11WZ/TurboAdapter P2の場合
F-009変換リング6758 1000円(税込)
F-008延長リング15 4000円(税込)
F-001メインパネル 10000円(税込)
F-002固定リング 6000円(税込)
F-003スペーサーリング56 3000円(税込)
F-011可変レリーズステー 5000円(税込)

でじすこやオリジナル Nikon1 18.5mm/f1.8 Fシリーズブラケット
税込29000円

○1NIKKOR 18.5mm/F1.8専用です。他のレンズは装着できません。
○TA4シリーズカプラーは別売りです。(レンズ間クリアランス調整のため)
○Fシリーズのパーツはバラ売りもしています。必要なものだけご購入もできます。 ※商品写真のレンズ本体・カメラ・三脚・雲台・TA4などは別売りとなります。セット内容のみの商品となります。


■この製品のお買い物は【でじすこや】までお願いします。
  ┗ http://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/ok810000.html

■デジスコ製品・購入などご相談は【でじすこや】まで。
  ┗ http://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/



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